XGP (eXtended Global Platform) が目指すもの・・・

XGPフォーラムは、TDD方式の狭帯域マイクロセルシステムであるPHSの発展、普及を目的とした組織であるPHSMoUグループを発展的に改組した団体で、PHS関連の通信事業者、メーカが多数参加しており、TDDシステムの技術、ノウハウを保有しています。 PHSの持つセル設計フリーの仕組みや、高い周波数利用効率(高キャパシティ対応可能な事)などの長所(PHS Spirits)は、世界各国の通信事業者が 直面するであろうトラヒック爆発(スマートホン等の急増に伴うトラヒック量の急拡大)の課題解決の参考になると我々は考えています。 「PHS Spirits」を取り入れると共に、PHSの発展システムとして現在のPHSとの親和性があり、また、TD-LTEとも互換性のあるブロードバンド・ワイヤレスシステムの実現をXGPのターゲットと位置付けています。

      

What is “XGP” ?

XGPフォーラムが推進する「XGP」とは、「PHS Spirits」を持ったブロードバンド・ワイヤレスアクセスシステムの総称です。 XGP1は、PHS技術を発展させたシステムの名称であり、XGP規格のバージョン1として2007年9月に規格化されました。

その後、2010年10月にXGP1を高度化したXGP2が承認されました。XGP2では、Global ModeによりTDD方式を採用する3GPP LTEのTDDモードのエア・インタフェースを取り入れ、TD-LTEとの100%互換を確保し、Local Condition は、国によって周波数や出力などの法制度が異なる各国の事情に合わせたローカル環境の定義に対応しました。

2013年5月には、Carrier Aggregationに対応するなどXGP2を更に高度化するとともに、XGP固有のオプション機能も兼ね備えたXGP3が承認されました。引き続き、今後開発される技術革新を取り入れるとともに、XGP固有のオプション機能の充実も図って参ります。

Advanced XGP

XGPのなかで、特にXGP2、XGP3は、通称、AXGP (Advanced XGP)と呼ばれています。AXGPは、「3GPP LTE (TDD mode)」に、実運用における機能・性能向上を可能とする「自由度: Flexible features」を追加したシステムです。Wireless City Planning様が提供するAXGPシステムでは、マイクロセルやオムニアンテナを採用し、トラヒック爆発に対応できるシステムとして運用されています。

Roadmap

サービスロードマップと各バージョンで適用された技術を示します。