XGPフォーラム議長挨拶

 

みなさん、こんにちは。新議長に任命されました前田洋一と申します。どうかよろしくお願いいたします。私は、前議長の井上友二様が、TTCの理事長を2010年9月30日をもってご退任されるのを受けまして、10月1日より、TTCの専務理事として、井上様の後任となりました。TTCでの引継事項の中で、本XGPフォーラムの議長も引き継ぐようにという要請を受けまして、同年度10月20日のXGPフォーラムの総会でご承認をいただき、議長としての大役を担わさせていただくことになりました。

私の簡単な自己紹介としてのキャリアは、約30年間、NTTの研究所およびグループ会社において、FTTHの光アクセスシステム、SDHやATMのブロードバンドネットワークの伝送システムの研究開発と国際標準化を担当してきました。現在はTTCの専務理事としてTTCの代表を務めるとともに、ITU-Tにおいて光伝達網の標準化を扱っておりますSG15の議長を担当しております。

 

このような有線系の技術背景から、本フォーラムが専門とする無線技術についてはこれから勉強していきたいと思いますが、この無線専門技術のリードにつきましては、若尾副議長、近副議長をはじめ、各WG議長にお任せすることとし、ITUでのSG議長の経験をもとに、グローバル展開や標準化戦略などの検討に寄与できればと思っております。

近年の一般ユーザのブロードバンドアクセスに対する需要、関心はますます高まってきており、ユーザにとっては、アクセス手段が有線か無線かというアクセス形態はどうでも良く、高速で高品質なサービスを求めております。光アクセスが、ユーザあたり100Mから1Gまでを提供できる環境では、ワイヤレスでの高速化は当然の要求であります。また、有線ではできないモバイル環境での高速アクセスは、最近のユビキタス、インターネットオブシング、マシン2マシンなどで代表される次世代NWサービスでは必須のアクセス手段として認識されており、本フォーラムへの期待は多きものと信じております。また、私が長くかかわっております国際標準化では、グローバル標準を実現すること、そして、その中身おいては、相互接続性が容易に実現できる実績があり高品質な技術仕様が求められます。これらの背景より、本フォーラムの活動意義は非常に大きいものであり、議長として、皆様の仲間に加わることができることを光栄に思っております。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

Chairperson of XGP Forum

------------------------------------------------------

前田 洋一

 

略歴:

前田洋一氏は1978年と1980年に静岡大学にて電子工学学士と修士学位を取得。

1980年NTTに入社、26年間SDHやATMや IPを含めてブロードバンード光アクセスネットワーク転送システムの研究と開発を担当。

1988年から1989年まで交換研究員としてBritish Telecom Research Laboratoriesに勤務。2006年より2010年までNTT先端技術株式会社にて標準化プロモーションを指導、標準化戦略の最高顧問。

現在、TTC(Telecommunication Technology Committee)の専務理事。2008年10月のWTSA-08にてITU-TのStudy Group15の議長に就任。任期は2009年から2012年まで。IEEEの会員とともに日本IEICEのメンバーを兼任。1999年よりIEEE Communications Magazineにて標準化シリーズに関する特集編集者。